◆お知らせ◆
【大切なお客様へ】ガラスドア・ガラス壁仕様の海外製サウナにご注意ください!
2023年10月05日
【ご注意ください】高温サウナとして購入したガラスドア・ガラス壁仕様サウナのトラブルが多発しています。
トラブル・ご相談の多くは、「最大温度110℃の高温サウナ」として海外製の輸入サウナをサウナ販売会社から購入したが「温度が上がらない」「サウナ室内の温度が低くヒーター温度又は天井部が温度110℃だった」「実際に人が座る(温熱体感できる)位置であるベンチ付近の温度は40-70℃と温度差が激しく満足できない」「ガラスドア・壁に触れお子様やペットが火傷した」「ガラスから放熱し部屋が熱くなる」「何度もヒーターが故障する」「電源ON・OFF時にドン!と大きな音が鳴りうるさい」「熱が漏れて部屋が熱くなる」等のトラブルが多数発生していますので、くれぐれもご注意ください。
典型的なガラスドア・ガラス壁仕様の輸入サウナ(スチームサウナ)です。熱の溜まる天井近くに温度計を配置しています。温度計が100℃の場合、ベンチ上の温度は40-70℃程度です。常時水かけをして温熱体感を上げる中温タイプのスチーム・ロウリュ専用サウナです。日本人の考える高温サウナとは構造も体感も全く異なりますので注意が必要です。
空前のサウナブームに便乗し「ガラスドア・ガラス壁仕様の電気ストーブを使った簡易スチームサウナ」を「高温サウナ・ロウリュサウナと偽り」輸入販売されています。販売会社にはサウナ製造の技術や知識はなく、開発にも携わっておりませんのでアリババ等経由で中国(中国では屋内蒸気部屋)等、海外から安価で輸入して海外設計そのまま販売しています。各部耐熱パーツを使用しないで耐熱・断熱・気密性を無視しドアや壁がガラスであればドア周りは必ず隙間があり熱漏れします。海外製のガラス仕様のサウナは「高温サウナとして必須である断熱材を充填した重厚な木製ドアや気密性を高め熱を逃がさない戸当たり・ドア枠がありません。簡易蝶番ですからドアと戸当たり全体の同時圧着の為のスプリング蝶番の調整も必要ないので極端に安い」のです。
海外製ユニットタイプのスチームサウナです。中国では屋内蒸気部屋として大きなガラスドア・ガラス壁を多用しています。天井や配線はLED(非耐熱)を使用しています。100℃をキープできる高温サウナの断熱性・気密性はありません。基本ガラスドアやガラス壁のサウナは全てベンチ上の温度40-70℃の蒸気サウナ・スチームサウナ・ロウリュ専用サウナです。
トラブル・ご相談の殆どがガラスドア・ガラス壁仕様で「サウナの温度が上がらない、上下温度差が激しく、顔周辺は90℃でも実際に人が座る(温熱体感できる)位置であるベンチ付近の温度は40-70℃で下半身がぬるく感じ、体感が悪い」です。スチームサウナですので水を掛けて湿度を上げて初めて温熱体感が得られる製品です。
室温最大110℃の高温サウナとして購入した場合は当たり前のクレーム内容です。
木製のスチームサウナは高温サウナの様な高温をキープする為の断熱・熱漏れ対策・配線・基盤等に耐熱対策が施されてないことが多くなります。
ガラス多用による放熱(熱漏れ)・輻射熱が低い問題以外に「床が無い・隙間が多い・天井、床、壁、ドアに断熱材が入っていない・壁、ドア、扉のゆがみや割れ・電気安全法PSEマークがない(違法)・温度センサーや温度計がヒーターの真上で室内温度ではなくヒーターの温度や熱の溜まる天井の温度を表示・基盤や電圧の改良・配線が耐熱・断熱処理されてない」等です。このようなサウナとして根本的な問題を抱えているサウナは、改良対策をしてもサウナ本体を総入れ替えしないと解決できません。
ここ数年で立ち上げた輸入業者(サウナメーカー)の広告・販売時の説明「サウナ温度は40-50分で100℃以上、最大温度120℃」と謳っているのは、実は「ヒーター熱の温度又は天井付近の温度」という事が多いので注意が必要です。「最大温度を誤魔化す為に実際に人が座る(温熱体感できる)位置ではなく、単にヒーター熱が溜まる天井付近の壁に温度計を配置」や「直接ヒーター熱が当たるヒーターの真上に温度計を配置」していることもあります。温度計を天井やヒーターの真上に配置すれば、ヒーターの温度を測定しているのと同じですからすぐに100℃以上に到達します。販売メーカーが意図的なのか無知なのか分かりませんが「サウナ温度の誤魔化し」があります。
もしくは電気ヒーター・ストーブから出る熱の温度=サウナ温度だと勘違いしているか、サウナの温度(ベンチ上温度)が低いことは承知の上でヒーターの真上や熱が溜まる天井もサウナ室内なので、あえてそのような表現をしているのかも知れません。
輸入サウナ 左下床に注目してください。サウナの床がありません。熱が溜まる天井近くの温度計は100℃以上です。大型ガラスドアとガラス壁からは常に放熱しドア周りの隙間から熱が漏れます。大型ドアの為、開閉時に熱損失が大きくなります。外気流入と熱流出が多く床はぬるい又は寒く感じます。また天井・ヒータ壁共に防火・耐熱対策が施されていません。
高温サウナ用のヒーター・ストーブからの熱の温度は約120℃以上です。サウナ全体の温度を110℃にするには、壁・天井・床・ドアを極端な強度と断熱性能・保温性能が必要で熱を逃がさない為に気密性を高めた構造でなければ温度は上がりません。また特に1~3人用の容積の小さな家庭用のサウナの場合、出入り時のドア開閉による熱損失率が非常に高く、サウナ室内の温度低下を防ぐために「必要最小限のドアサイズと放熱率の高いガラス面を出来るだけコンパクト化」する設計が必要です。
日本製 高温ロウリュ&ドライ3人用 ドア開閉による熱損失率を最小限に抑える為にドアとガラス面を出来るだけコンパクト&スリムに設計。重厚な木製ドアはヒーターから離した位置に配置しています。天井・ヒーター壁は耐熱・防火ボード貼りでサウナ全体が断熱性と気密性に優れていますのでサウナ室内に入れば一瞬で全身が高温熱に包まれます。
輸入サウナ フレームレスのガラスドアは解放感があり見栄えは良いですが高温サウナとしてはデメリットしかありません。耐熱温度差(熱衝撃性)120℃以上の基準以下も多く、日本製の高温サウでは一切使用しません。サウナとしてガラスドアやガラス壁が適しているのは、遠赤外線サウナとスチームサウナだけです。これらは日本のサウナ業界では常識です。
「高温サウナのドアは、一般的なドアと違い木製で開閉時の熱逃げを抑える為に最小限のコンパクトサイズでドア周りも含めた極端な強度と断熱性能・保温性能、そして熱を逃がさない為のドアの気密性を高める木製戸当たりと木製ドアとの同時圧着が必須です」
ガラスドアの厚みは6-10mm程度で断熱能力が低く、高温サウナの断熱材を充填した「木製壁の厚み50~75mm・木製ドアの厚み50~60mm」と「ガラスドアの7~10倍の厚み」で断熱性能が全く異なります。また隙間が出来るガラスドアと違い、ドア・扉からの熱逃げを抑え込む為に「ドア蝶番は調整可能なスプリング蝶番で、ドアを閉めた時に戸当たりに圧着させ気密性を高めて」います。高温サウナのドアは断熱性と開閉時の熱逃げ等、熱損失の削減のための徹底的な対策を講じています。確かにサウナ内が透けて見え圧迫感が少ない等の見栄えは良いですが、断熱性に乏しく放熱性の高いガラスを正面パネルやドア・扉を高温サウナで使用することは単に温度を下げるだけでメリットはありません。
輸入サウナ ガラスドアの厚みは6-10mmと薄い。ガラスは断熱材も使用できませんので断熱が低く放熱率が高くなります。更に戸当たりが無く圧着・密閉ができないことやガラスドア用の蝶番を使用している為、ドア周りの隙間からサウナ室内の熱が常時逃げてしまいます。熱損失が非常に大きいのでサウナ室内の温度を下げてしまいます。
日本製 ロウリュ檜サウナのドア 高温サウナの重厚な木製ドアにスプリング蝶番を採用しドア全体を戸当たりに圧着させ室内の熱を逃がしません。ドアの厚みは50~60mmで内部に断熱材を充填しています。放熱性の高いガラスドアの厚み6-10mmと比較すると6~10倍の差です。熱損失の削減のための徹底的な対策を講じており輸入サウナとは全く異なります。
高温サウナのドアが木製である理由の一つとして「断熱・保温性」と「木製ドアを含むサウナ室内の木壁からの“輻射熱”」です。輻射熱とはヒーターによる空間熱以外の「サウナ室の壁からの熱」です。空間熱+輻射熱により熱のこもり感から感じる温かみや高温でも熱の当たりが柔らかく感じます。特に家庭用のコンパクトなサウナの場合、ドア前に座ることになりますので「ドア内側の木壁からの輻射熱の有無」で温熱体感や満足度に大きく影響します。ガラスドアの場合は輻射熱も断熱も期待できませんし、ドア周りの隙間から熱が逃げますから高温サウナには適していません。
弊社の高温サウナは、断熱性に乏しく放熱性の高い大きなガラスを正面パネルやドア・扉に使用している輸入サウナとは、真逆の設計で全くの別物です。
日本製 ロウリュ&ドライ 高温サウナの中でも家庭用サウナの製作・設計が最も難しく優れた断熱性と気密性そしてヒーター性能が求められます。大型サウナはドア開閉を繰り返して影響は少ないですが、サイズが小さい家庭用サウナはドア開閉時の熱損失率が高くなります。また利用者はドアとの距離が近いので放熱感や輻射熱の有無を感じ取り易くなります。
【良い高温サウナの温度測定条件】 ※スタートから1時間。高さ1800-2000mm家庭用サイズ
- 温度計と温度センサーを天井下400-500mm位置(高さ約4分の1、ベンチ背もたれ上)に配置
- 温度設定110℃の場合、ベンチの上の温度計100℃で温度差が10℃以内
- ベンチ上の温度計100℃で床の温度計90℃以上で温度差10℃以内
- 重要なのは時間経過と共に上下温度差が縮まる
上記は「弊社の考える高温サウナの基準」です。
サウナはヒーター熱が真上に上がり天井に溜まりますので天井付近の温度はヒーターの温度に近くなります。実際に利用者が熱を感じることの出来ない天井付近の温度を表示しても意味がありません。「利用者の座るベンチ位置周辺の温度を基準とすることが重要」です。そして、温度差も同じで天井との温度差ではなくベンチ位置周辺の温度と床との温度差10℃以内で断熱性・気密性に優れていると時間と共に上下温度差が縮まります。
断熱性・気密性に乏しい高温サウナの多くが「2段目のベンチに座る設定にしているのは1段目のベンチの温度が上がらない」ことが理由です。
【ガラスドア・ガラス壁仕様の海外製サウナ】※スタートから1時間。高さ1800-2000mm家庭用サイズ
- 天井付近又はヒーター近くに温度計と温度センサーを配置
- 温度表示110℃の場合、ベンチ上の温度計50℃~80℃で温度差は約40℃
- ベンチ上の温度計50~70℃の場合、床上の温度計30~50℃で温度差は約30℃
※サウナ底・床が無い場合は床上の温度計10℃(設置場所温度による)~30℃で温度差は約50℃) - 時間経過しても温度差が殆ど変わらない又は異常に遅い
※ガラスは放熱性が高いので温度差が極端に大きい。簡易タイプはサウナの底・床が無いサウナも多い。
ガラスドア・ガラス壁仕様の電気ストーブを使ったスチームサウナ・ロウリュ専用の海外製サウナの場合、常に水かけしながら入るサウナですので防水性に優れたガラスを多用しています。※しかし、ガラス面積はそのまま放熱率に比例します。
ヒーターサイズを大きくして放熱をカバーしたとしても30~50℃の温度差の場合、水掛けロウリュしなければ単に顔が熱く足がぬるい又は寒いと感じます。高温ドライサウナとしては利用できません。
日本製 高温ロウリュ&ドライサウナ1人用の温度差テストです。1時間で天井より下約500mm位置の温度計110℃、ベンチの上の温度計102℃で8℃の温度差です。時間を置けば5℃前後の温度差になります。上下温度差が少ない優れた高温サウナは、サウナ施設のように全身が一瞬にして高温熱に包まれます。※推奨温度は85℃~90℃前後です。
高温サウナは、断熱性・気密性・保温性と室内容積とヒーター能力とのバランスが重要です。
そして容積の小さな家庭用のサウナで特に重要なのは「ドア・扉一式(ドア枠・ドアフレーム・戸当たり)の精度」です。製造時と出荷前にサウナを組み上げてスプリング蝶番の微調整と温度テストをしてから納品しています。この全てが揃って初めてスタートから50-60分で利用者の座るベンチ位置周辺のベンチ温度が100℃に到達し「上下温度差が少なくサウナ室に入った瞬間から全身が一瞬にして高温熱」に包まれるサウナとなります。
重厚な室内壁とドアが木製で有るから故の輻射熱もあってサウナ施設でしか体感できなかった高温熱空間を満喫できるのです。
日本製 高温ロウリュ&ドライサウナ 出荷前のチェックでは国内ISO工場にて熱を逃がさないようドアの気密性を高める為、画像ドア右の3つのスプリング蝶番とドア全体と戸当たりが同時圧着するように微調整します。指定時間内の110℃までの温度上昇やベンチ上100℃の温度テスト後に再梱包して出荷し納品設置しています。
この数年でガラスドア・ガラス壁仕様の輸入サウナメーカーが増えました。その多くは国内に工場がありませんから海外工場のチェック検品をそのまま納品しています。簡易型スチームサウナ・ロウリュ専用サウナですので国産のドライ・ロウリュ併用の高温サウナより安価な為かなりの数が販売されています。
しかし、何故お客様は体験時に気が付かないのでしょうか?
ガラス多用サウナでも展示場で長時間付けっぱなしにすると壁やガラスが熱を持ち室内の温熱感覚も多少は上がります。
メーカーへ訪問したお客様は、念願のサウナを初めて目にしてテンションが高く、細かく温度確認する前に水かけロウリュをすれば、湿度上昇によりすぐに温熱体感が上がり「これはいいですね!」と実際に求めている高温サウナの温度レベルまで上がっておらず、業務用サウナの温熱体感とは比べ物にならないサウナでもその時は気が付かずに勢いで購入してしまうことが多いようです。
そして納品後すぐに「温度が低い、温度が上がらない」「施設のサウナと全然違う」「汗の出が悪い」「顔だけ熱い」「足がぬるい・冷たい」「すぐに動かなくなった」「高熱のガラスでペットやお子様が火傷した」「電源ON・OFF時にドン!と大きな音が鳴りうるさい」と販売会社やメーカーにクレームが入ります。
輸入パーツ取り寄せに時間がかかる為、メーカーの保証・メンテナンス対応が遅いや販売時の最大温度120℃表示等の曖昧な販売方法により解決できないトラブルになり、他業者である弊社に相談があります。
自宅用サウナ・家庭用のサウナは「電気代のこともありますから、基本50分-1時間でベンチ上の温度90-100℃まで上がることを条件として温度を確認し、高温ドライとロウリュの2種類の温熱体感を比較」をしないと本当に判断できません。
現在、かつてない多くのトラブル・ご相談がございます。その殆どが「数年前にサウナメーカーとして立ち上げた業者のガラスドア・ガラス壁仕様の海外製サウナそしてバレル型サウナ」です。大変申し訳ございませんが、輸入サウナは改良不可能なことが多い為「2年以内に他社様から購入されたサウナ又は仕入れた輸入サウナ(ガラスドア・ガラス壁仕様のサウナ、屋外用バレルサウナ)のトラブル・ご相談」は対応致しかねますのでご了承くださいませ。
お取引のある業者様や代理店様は出来る限り対応致します。国内メーカー品や弊社の取り扱う遠赤外線サウナ・高温(ドライ、ドライとロウリュ併用)サウナについては家庭用・業務用サウナ問わず従来通り対応致します。
輸入販売業者は「ガラスドア・ガラス壁のサウナであるスチームサウナ(中国では屋内蒸気部屋)をまるでフィンランド式・日本式サウナの100℃以上の高温サウナ・ロウリュと勘違いするような曖昧な表現で広告し輸入販売」していますのでガラスを多用したサウナのトラブルが多発しています。
輸入サウナでは床の無いサウナも多く、日本人が考える断熱性・気密性を重視した高温サウナと全く異なります。ガラスを多用した輸入サウナ・スチームサウナと日本の高温サウナとの比較は、まるで「薄いガラスを使った安価な麦茶用のガラスポットと断熱性・気密性に優れた保温力のある魔法瓶」の比較に近いです。
ガラス壁+ガラスドアは「スチームサウナのみ」で高温サウナには推奨出来ません。ガラスドアは「遠赤外線サウナとスチームサウナ以外」は推奨いたしません。ガラス仕様はどちらも「高温サウナとしてデメリット」しかありません。どうしても大型ガラスドアを使いたい場合は、最低1500×1500以上の「容積の大きな大型サウナでドアフレーム付+戸当たり」が必須です。サイズ・容積にもよりますが、容積の大きなサイズであればオーダーサウナの場合、TV用や景色を見る為のガラス窓の配置や木製ドア又はアルミドア(室内側は輻射熱を考慮し木を貼ります)のガラス面を大きくすることは可能です。
ガラスドア・ガラス壁仕様の海外製サウナは「輸入して組み立て点検チェックしないで輸入梱包そのままで納品先に直送」していることも多いのでトラブルが多いのは当然です。
通常、高温サウナの納品設置はメーカーの責任施工・サウナ専門業者・サウナ施工経験のある職人・気密性住宅等の施工経験のある業者等です。
輸入サウナの中でもDIYや家具組立代行業者が組立設置が可能なサウナは、一般の方が誰でも組立し易いような設計で「隙間が多い気密性に乏しく」サウナになります。
高温サウナは、どれだけ「サウナ室内の熱を室外に漏らさず、どれだけ室外からの空気を室内に入れないように設計」されているか?※吸排気口以外 そして「隙間をなくし気密を保つ専門業者による施工・組立設置」が非常に重要です。
新製品・高温ロウリュ&ドライサウナ 最終の各部チェックと温度テストが完了したホテル様向けの1人用(左)と個人様向け2人用(右)は外装を加工しています。①加工工場内で組立・各部チェック→②倉庫で出荷前に組立・各部チェック・温度テスト後に再度分解し梱包出荷→③現地で組立設置し現地で各部・温度チェックし合計3回の製品チェックを行います。組立作業は温度テスト含めて約3時間です。
近年のサウナブームで 「サウナ施設運営も活発でサウナ付きのホテル客室や賃貸・分譲マンションも人気」 で宿泊予約や賃貸マンションの検索条件にサウナのチェック欄が出来たほどです。
しかし、ブームの影には必ずこのような問題が起こります。サウナをご検討中の方は「必ずサウナ販売会社へ訪問」し、サウナ室内が冷めている状態から 「基本50分-1時間で実際に利用するベンチ上の温度90-100℃まで上がることを条件として、サウナ室内の上下温度差をチェック」してください。そして「高温ドライ(乾式)とロウリュ(湿式)の2種類の温熱体感を比較」して慎重に判断してください。
サウナブームで20社以上のサウナ販売会社が立ち上がり、その殆どが海外製(主に中国製)を取り扱う輸入業者です。
海外製サウナやガラスドア・ガラス壁を否定しているのではありません。弊社は「国内で30年サウナを販売しています。ガラスドア仕様の遠赤外線サウナは2万台以上、高温サウナは8千台以上の販売実績」がございます。
ガラスドアの遠赤外線サウナは弊社が最も得意とするサウナです。しかし、高温サウナでは放熱率の高いガラスドアは使用しません。例えばガラスドアの遠赤外線サウナの木の壁を1枚ガラスに変えるだけで指定した温度(65℃)まで上がらなくなります。またガラスドアの遠赤外線サウナに高温サウナ用のヒーターを組み込むと天井は100℃近いですが、肩辺りの温度計は80℃前後となりベンチとの温度差は30℃以上も低くなります。
今までご説明してきた「ガラスドア・ガラス壁仕様の海外製サウナと同じ現象」が起こるのです。
遠赤外線サウナは遠赤外線の光線を体に当てることが目的です。長時間入るので通気性を良くして温度を中温以上に上がらないよう放熱性を高める為にガラスドアを採用しています。
では何故高温サウナにガラスドアなのでしょうか?
海外(主に中国)の遠赤外線サウナ工場が遠赤外線サウナの本体に高温サウナ用のヒーターを取り付けてスチームサウナとして生産しているからです。
弊社が問題視しているのは断熱・気密に乏しく放熱率の高いガラスドア・ガラス壁仕様である「40-70℃のスチームサウナ」を日本人が求める高断熱・気密設計の「100℃以上の高温サウナ」として「偽って販売されている」ことです。ドア周りに隙間が多く床が無くても問題ないと考える海外製のサウナと日本のサウナは根本的に違います。国内のサウナ業界の常識として小型で1~4人程度の高温サウナでは大型ガラスドアやガラス壁は一切使用しません。逆に放熱率の高いガラス面を必要最小限のサイズに設計します。そして重厚な木製ドアは常識では考えられない厚み50~60mmで内部に断熱材を充填するガラスドア・ガラス壁の輸入サウナと日本製の高温サウナは真逆の設計です。
繰り返しますが「大型ガラスドア・ガラス壁に適しているサウナは、遠赤外線サウナとスチームサウナだけ」です。
高温サウナの場合、圧迫感が無い等の見栄え以外はデメリットしかありません。
また、海外製のサウナは温度制御のON・OFF時にドン!ボン!と部屋に響く大きな音も近隣騒音として問題視されています。現在のととのう!や高温サウナは、日本独自のブームで100℃近い高温サウナも日本特有のサウナです。海外製サウナとは根本的に違います。サウナは必要不可欠な物ではなく高額で特殊な製品です。
個人利用の場合「殆どの方が一生に一度の購入」になると思います。事業者様も設備としてサウナ付き物件やソロ個室サウナ運営をされる場合も5年・10年先に購入先が残っていることが重要です。一般的に起業5年後で約半数の会社がなくなり、10年で9割の会社はなくなると言われています。サウナブームに便乗して自社製品ではない海外製のガラスドア・ガラス壁サウナを輸入販売しているサウナメーカーの10年後の生存率はもっと低くいと予想します。サウナ販売業者・サウナ機器選択の際は判断ミスで後悔しないようくれぐれもご注意ください。
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㈱神戸メディケア東京銀座支店
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